水性インクでの粘着が良く、また版の目詰まり防止になる商品のおすすめの組み合わせを教えてください。
水性インクのプリントで堅牢度を向上させるにはフィクサー(架橋剤)を、目詰まり防止については用途に応じて乾燥遅効剤のご使用をおすすめします。
フィクサー 堅牢度を向上させる 常温型の架橋剤
フィクサーFEは各種バインダーに配合することにより堅牢度を向上させる常温型の架橋剤です。
顔料捺染物の耐水性、耐溶剤性等の堅牢度向上に著しい効果を発揮し幅広い用途展開が可能です。
尚、本品はノニルフェノール系界面活性剤を使用しております。
※洗濯の時に膜が水を吸ってふやけるのを防止するのに使えます。
※洗濯の時に乾燥機などの熱にも強くなります。
※ご使用の際には必ず事前にテストすることをおすすめします。
水性インクの目詰まり防止について
水性インクは目詰まりしやすいため、特に大量にプリントされる場合は乾燥遅効剤のご使用をおすすめします。
*粘度の強弱(上下)はお好みの使用感に合わせてご使用ください。
① 粘度は変えずに乾燥を抑えたい場合
▶︎ 水性インク用のプリントゲン(乾燥遅効剤EG1026)450g
仕上げ布の堅牢度を低下させることなく、顔料捺染加工中に発生する目詰まりを防止する薬品であり、色柚の均染性、浸透性及びスクリーンの紗切れも著しく向上させます。
※乾燥遅効剤を加えたインクは熱(約140°25秒)をかけないと完全には乾燥できないのでご注意下さい。
◎おすすめ◎
染み込む(しみこみ)インク、ダイカラーなどの粘度が低めのバインダー(インク)
② 粘度も下げつつ乾燥を抑えたい場合
▶︎ 水性インク用の乾燥遅効剤EG(粘度も下がる) 450g
堅牢度を全く低下させることなく、プリント中に発生する目詰まりを防止する薬品です。
均染性、浸透性も著しく向上させます。
※乾燥遅効剤を加えたインクは熱(約140°25秒)をかけないと完全には乾燥できないのでご注意下さい。
◎おすすめ◎
ENラバーインク、ラクトリアなどのラバー系バインダー(インク)
シルバー&ゴールドバインダー
③ 粘度のみを下げたい場合
各種バインダーヘ0.5~ 2%添加することで、下粘させる事が可能です。
水を加えるよりも少量で効果を発揮するため堅牢度への影響がありません。
④ 粘度のみを上げたい場合
水性インクの粘度を高めにします。 (遅延剤による硬化を増粘液を介して緩和します。)
インクが乾いた時には目詰まり解消スプレー
▶︎ 油性、水性インク目詰まり解消スプレー(インクを溶解する)クリーナーとして使用可能
プリント時の乾燥・目詰まりを防ぐ方法<インク返し>
▶︎ 【Q&A】インク返しでもう失敗しない!プリント方法(乾燥・目詰まりを防ぎ、失敗がわかりやすい)