説明
説明概要
乾燥遅効剤は、堅牢度を全く低下させることなく、プリント中に発生する目詰まりを防止する薬品です。
粘度も低下し、均染性・浸透性も著しく向上させます。
外観 | 無色透明リキッド |
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組成 | エチレングリコール誘導体 |
PH | 7 ± 0.5 |
使用方法
顔料及び染料色糊中に2-3%添加使用。
弊社基準での確認です。ご使用の際には必ず貴社での適正確認をお願い致します。
乾燥遅効剤を加えたインクは熱(約140° 3分)をかけないと完全には乾燥できないのでご注意下さい。
※油性インクには使えません。
熱処理温度、時間
140°C・3分
乾燥遅効剤vsプリントゲン
乾燥遅効剤:粘度も下がる
プリントゲン:粘度への影響はない
<乾燥遅効剤の違いについて>
▶︎【Q&A】水性インクでの粘着が良く(堅牢度を上げる)、また版の目詰まり防止になる商品のおすすめの組み合わせを教えてください。
暴露防止及び保護措置
設備対策
屋内で使用する場合は、局所排気装置又は全体換気装置を設置する。
管理濃度
設定されていない。
許容濃度(エチレングリコールとして)ACGIH
STEL100 mg/m3(天井値)(2010 年)
呼吸器の保護具
必要に応じて有機溶剤用防毒マスク、送気マスク、自給式呼吸器等を着用
する。
注意書き



予防策
- ご使用の際は保護手袋、ゴーグル、マスクを着用してください。
- 必要に応じて長袖作業着、長靴等を着用する。
- 煙・ガス・ミスト・蒸気・スプレーを吸入しないこと。
- 取扱い後はよく手を洗うこと。
- この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。
対応
- 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。
- その後も洗浄を続けること。
- 眼の刺激が続く場合は、医師の診断・手当てを受けること。
- 暴露した場合:医師に連絡すること。
- 気分が悪い時は医師の診断・手当てを受けること。
- 特別処置が緊急に必要である。
印刷
染み込み系以外の大体のインクには印刷部分にアイロン、ドライクリーニング、タンブルドライなど禁止。
保管
- 施錠して保管すること。
廃棄
- 内容物・容器を国・都道府県・市町村の規則に従って廃棄すること。
記載内容は、現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりますが、記載のデータや評価に 関しては、いかなる保証もなすものではありません。また、記載事項は通常の取扱いを対象としたもので 特別な取扱いをする場合には新たに用途・用法に適した安全対策を実施のうえお取扱い願います。 すべての化学製品には未知の有害性があり得るため、取扱いには最新の注意を必要とします。 ご使用者各位の責任において、安全な使用条件を設定してくださるようお願い致します。 この情報は、新しい知見及び試験などにより改正されることがあります。