プラスティゾル調色(パントンカラー)ミックスカラー(500g、1kg)MC
プラスティゾルインクの特徴
- スポットドライヤー、ヒーティングガンなどで160度以上の熱処理が必須(家庭用のドライヤー不可)
- 熱処理しないと硬化しない。
- 油性インクのため、テレピンうすめ液で拭き取り可能
- 感光液はAF101(をはじめとしたAFシリーズ)やKV920などを使用
- パントーンカラー表を見て混色可能
- 環境にやさしいインクを使用(ECOTEX)Adidasの高い基準値であるA-01を通過しており、現場で使用しているインク
混色可能です
プラスティゾルは同じシリーズはもちろん、違うシリーズでも混色ができます。(弊社のプラスティゾルのみです。できない商品もございますので詳しくは各商品ページをご覧ください。)様々な効果をお試しください。
下記の商品ページ内の背景に網目のかかった文章は必ず目を通すようにお願いいたします。
(商品ページ内に記載された内容がお問い合わせに多くございますが、同じ内容をお知らせする形になります)
プラスティゾル(プラスチゾル)とは
説明
プラスティゾルまたはプラスチゾル(plastisol)と呼ばれるインクです。
熱処理(*約160度)をすると、硬化する製品です。
*各インクの商品ページをご確認してください。
プラスティゾルインクの注意
必ず下記の【インクの硬化(乾燥)について】をご確認ください。
プラスチゾルで一番重要な部分です。
- ドライクリーニング禁止
- 洗濯乾燥機の乾燥禁止
- アイロン禁止
用途
- 綿100%
- 綿との合成物
- ポリエステル100%
安全性

小型ミキサーや棒などでよく撹拌し柔らかくした後使う。
この製品は規制対象である 6種の phithalate 成分はもちろん、重金属、 アゾ化合物、 フォルムアルデヒドなどが含有されないように製造された環境にやさしいプラスチゾルです。
- 規制対象 6種(DEHP, DBP, DINP, DIDP, BBP, DNOP)非含有
- CPSIA(Pb、Phthalates)に準拠します。
- Eco-passport、adidas A-01の基準を満たしています。
- 本製品に規制対象物質が含有されていないませんが、生産の全量検査はありません。
- お客様が使用目的に基づいて試験印刷や各種規制対象物質に対して標本検査後使用することをお勧めします。
シルクスクリーンにはなぜプラスチゾルがいいの?水性インクとの違いは何?
水性インクはインクの乾燥が速く、インクが着いたまま放置することができませんが、プラスティゾル は 熱処理 をしない限り乾燥すことがないインクなので作業効率が非常に上がります。
プラスティゾル はプロ用(業務用)のインクとして、とても便利なインクです。
乾燥の比較
水性ベースのインク:乾燥が早い。特にピンホール(小さい穴)は詰まりやすい
プラスチゾルインク:自然乾燥しない
熱処理の比較
水性ベースのインク:自然乾燥または130度前後熱処理(熱処理した方が洗濯堅牢性も上がります)
プラスティゾルインク:必ず必要(160度1分間熱処理)
インクを落とす
インクを落とすときは、プラスティゾルクリーナー(テレピンうすめ)液で簡単に除去することができます。
特徴
純粋な単一顔料で構成されているため発色が良く、調色が簡単な繊維印刷用プラスチゾル調色インクです。
さまざまなカラー構成で必要なカラーを簡単に作り出すことができます。
直接印刷、転写印刷など、様々な用途に使用可能です。
最終的な熱処理後の表面はマットで表現されます。(光沢ご希望の場合はSMシリーズと混合してください。)
プラスティゾルパントンカラー調色表
カラー・実物の写真
ミックスカラー イエロー ミックスカラー シアンブルー ミックスカラー シアングリーン ミックスカラー オレンジ
*Yellow 012Cミックスカラー ホワイト ミックスカラー スーパーレッド ミックスカラー バイオレット ミックスカラー マゼンタ
こちらの写真も本物の色とは多少異なることがあるます。
*pantone(パントンカラー)
使用量
一般インク(NP-SM&SO SERIES)と混合使用可能です。(ただし、FX-inkは10%以下に混合してください。)
単独使用可能(濃色生地に直接印刷の場合、隠蔽力が弱いため一回ベタ塗りをしてからご利用ください。)
使用メッシュ
50~150メッシュ
インクの硬さ、粘度について
スキージはウレタン9mm/75A(前後)をご利用いただき、インクをヘラでよく混ぜてからご利用ください。
または下の粘度低下剤をご利用ください。
- インクの粘度を上げたい場合(より硬く):プラスチゾル用増粘剤(粉末)
- インクの粘度を下げたい場合①(より柔らかく):プラスティゾルインク用の粘度低下剤・希釈剤
- インクの粘度を下げたい場合②(より柔らかく):プラスティゾルインク用の粘度低下剤・浸透剤・希釈剤
- インクの粘度を下げたい場合③(より柔らかく):SMベースインクまたはSOベースインク
ベースインクについて
ベースインクを添加すると、透明度が上がります。
おすすめ:最大15%以内で添加します。
粘度を下げる目的は、上記1番のプラスティゾルインク用の粘度低下剤・希釈剤方法、あるいは2番のプラスティゾルインク用の粘度低下剤・浸透剤・希釈剤方法が最適です。
基本的にはポリエステルグリッターなどを混合用途、あるいは透明度を上げる目的で使用します。
インクの硬化(乾燥)について
硬化については、プラスチゾルで一番重要な部分です。必ずこの部分は確認してください。
デジタル温度計を利用して、表面の温度を測定してください。
インクの硬化のマニュアル
SO、SM、FF、SU、PU、SH、SF、TOP、DG、SWシリーズインク:160度 50秒〜60秒
CKシリーズインク:160度 60秒以上(印刷物の厚さに比例して熱処理時間の調整)
MC、PP、FL、UVCシリーズインク:160度 60秒〜70秒
Socksシリーズインク:160度 70秒〜80秒
HDCシリーズインク:160度 60秒〜90秒
VLシリーズインク:170度 1分30秒
乾燥機
当店のフラッシュドライヤーで完全硬化を行う場合
本来の目的は中間(簡易)乾燥ですが、
完全硬化が不可能ではなく、多くの場合、業界でも使用されます。

- 例:4カラー4ステーション+フラッシュドライヤー1台
印刷表面温度が160度 約15秒〜20秒 - 例:6カラー6ステーション+フラッシュドライヤー2台
印刷表面温度が160度 約10秒〜15秒 - 例:8カラー8ステーション+フラッシュドライヤー3台
印刷表面温度が160度 約5秒〜10秒
ただし、実際の作業では、印刷物の表面温度が160度~170度の温度で約10~20秒です。
印刷したインクや生地の厚みが厚い、厚膜印刷の場合などは、熱処理時間を増やしてください。

ポリエステル100%生地の場合、最大温度が約170度になるように高さを調整します。綿よりも少し長くベーキングして生地が焦げないようにします。
また、フラッシュドライヤーの端は、比較的熱があがらないため、細心の注意が必要です。
※生地の種類に応じて、耐久温度が異なりますので、注意してください。
印刷後プレートに密着している状態でそのまま熱処理するのはNGで、Tシャツでしたら、一度脱がしてから、再度プレートの
上に乗せて熱処理するのが正解となります。
多色刷りと数回の印刷時に中間乾燥(Flash Cure)が必要なときは、200℃以上で5〜10秒程度が適しています。
ただし、印刷の厚さ、その他の作業条件に応じて、乾燥していない場合は繰り返し熱処理して下さい。
ヒーティングガンでの乾燥
ヒーティングガンでの乾燥は趣味または、装置なしでお試しの方は、自己責任のもと、本アドバイスを参考にしていただきご使用ください。

乾燥が足りないと、洗濯して落ちてしまう原因に。
一か所20~30秒程度を目安に、充分にゆっくりと乾燥させる。
また、生地に近づけすぎると、生地を焦がしてしまうため、10cmぐらいの間隔を保つこと。
乾燥したかを調べるには、生地(一般的なストレッチが少しあるTシャツの場合)のプリントのある部分を強く両側に引き、インクが割れなければ完了。
*160℃以上の前提下あくまでも確認方法の一つです。
上記以外に確認する方法はありません。
熱処理の失敗
洗濯後落ちる現象、割れる現象など
熱処理の不足が原因
プラスティゾルインクの熱処理のやり方(熱をかける方法)ごご参考にしてください。
光沢が強い
- マットインクで光沢が出る
- 光沢インクの光沢がいつもより強い
- その他のインクに必要以上光沢ある
これは熱処理を掛けすぎて、インクが焼けてしまった現象です。
熱処理時の温度計は一定にし、表面温度を確認する習慣をつけましょう。
一定程度の時間が経過したら、作業室の室内温度、機器の温度が一定の状態を維持されます。
この時ある程度の温度を信頼して良いですが、
特に機器の電源を入れ始めてからの始めの30分〜1時間は必ず表面温度をチェックしながら熱処理をしましょう。
プラスティゾルインクについて
本プラスティゾルインクは、環境にやさしいインクです。
初めてご利用になる際は、底からよく混ぜて、柔らかくしてからご利用ください。
蓋があるプラスチックコップなどにへらで取り分けて利用することをお薦めします。
手に付くと取れにくいので、軍手などをして作業してください。
プラスティゾルインクは空気乾燥しません。
プリント後はヒーターガンなどを利用し必ず高温度乾燥器で乾燥させてください。
メーカー、販売者
メーカー
AONE
販売者
premiumT(株式会社Bmen)
本商品は、日本国内での再販売は可能ですが、ブランド名を変更して再販売することは禁止*されております。
必ずプレミアムティーブランド名を維持してください。
*2019.12より
お問い合わせ:info@premiumt.jp
製版の保管について
製版の保管の基本は、通常のインクと同様です。
スキージと製版はきれいに清掃して保管します。
インクは、蓋がある専用の容器に保管します。あるいはプラスチック製のカップなどに保管ほこりがたまらないようにラップ等をかぶせます。
製版を洗浄せずに保管時生ずる問題点
- ほこりがたまって、次の印刷時に製版を傷つけてしまいます。
→ ほこりがたまらないように保管してください。 - インクがメッシュに移り、メッシュにゴーストが残る。
→ 一度生じたゴーストは完全な除去は困難です。(解決方法) - インクの可塑剤が製版に油の帯のような現象を生み出して、衣類ににじみ出てしまう。
→ 製版を再洗浄しなければなりません。 - 一部のインクは薄く塗られた場合に固まってしまう。
→ クリーナーで拭き取ります。 - 保管された製版同士のインクが移り、汚染される。
*インクは完全に取り除き、簡単でもきれいにして保管するのが良いです。
プラスティゾルインクの利点
- プラスティゾルは熱処理をしない限り乾燥すことがないインクなので作業性が上がります。
- 製版の目詰まりのストレスが減ります。
- 自然乾燥しないため、寿命が長くなります。(コストパフォーマンスアップ)
版についたインクの除去
大方のインクをへらなどで除去した後、布にテレピンを付けて除去できる。
印刷の仕方
- ホルダーへデザイン感光の終わった版を取り付ける。
- Tシャツなどを、MDF版に取り付ける。(スプレーのりを利用)
- プラスティゾルインクは、初め堅いので、よく混ぜてから利用する。
- 版の上にヘラなどを使い、インクを乗せる。(I)の形に乗せる。
- スキージは、75度程度で、あまり力を入れ過ぎずに。(70%ぐらいの力で)
Tシャツについたミスプリントのインクの除去
インクは、アセトンのテキスタイルクリーニングガンにより除去が可能。
完全に乾燥した状態で、生地の下に布などをあてて噴射させること。
汚染に注意(テスト後に使用)
スキージングテクニック
デザインソース:Tcollector
インク:プラスティーゾルSO-BLACK
インク、感光液、メッシュ、生地の関係
商品名 | 感光液 | 生地 | 当店のメッシュのおすすめ |
---|---|---|---|
SOシリーズ マットタイプラスティゾル |
KV-920の場合 | 明るい生地生地に印刷 | 60~150 |
暗い生地に白印刷 | 60~100 | ||
黒または黒に近い生地に印刷 | 60~120 | ||
黒または黒に近い生地に白印刷 | 60~80 | ||
AF-101の場合 | 明るい生地に白印刷 | 60~150 | |
暗い生地に白印刷 | 60~100 | ||
黒または黒に近い生地に白印刷 | 60~120 | ||
黒または黒に近い生地に白印刷 | 60~80 | ||
SMシリーズ 汎用プラスティゾル |
KV-920の場合 | 明るい生地生地に白印刷 | 60~150 |
暗い生地に白印刷 | 60~100 | ||
黒または黒に近い生地に白印刷 | 60~120 | ||
黒または黒に近い生地に白印刷 | 60~80 | ||
AF-101の場合 | 明るい生地に白印刷 | 60~150 | |
暗い生地に白印刷 | 60~100 | ||
黒または黒に近い生地に白印刷 | 60~120 | ||
黒または黒に近い生地に白印刷 | 60~80 | ||
スクリーンメッシュ/テトロン(モノモノ)【日本産】 コストパフォーマンス抜群ポリエステルメッシュ |
容器の洗浄
有機溶剤、ミネラルスピリット
黒にホワイト印刷例
大きい シルクスクリーン プリント 方法
Tシャツ:https://tcollector.com
8カラー8ステーション ロータリー機 / 50×60のフラッシュドライヤー / 50x68cmアルミ製版 / AF-140 / 75A/9mm 45cm スキージー / 【マット】ブラック
Tシャツ:https://tcollector.com(Tcollector x 円谷プロダックション)
8カラー8ステーション ロータリー機 / 50×60のフラッシュドライヤー / 40x50cmアルミ製版 / AF-101 / 75A/9mm 25cm スキージー / 【マット】スカーレット
プリントに関するQ&A
シルクスクリーンのQ&A/プリント
ご参考ください。
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