プラスティゾルでプリントした際にキレイにインクがのりませんでした。その後何度か重ねてプリントしたらインクの表面が毛羽だったように凸凹になってしまったのですが、どうすればいいでしょうか?
プリント表面がデコボコする原因のひとつは、初心者の方は特にスキージングが安定していないため、生地と版との間でインクが毛羽だったような状態になり、そのインクが細かく立っている状態で熱処理して硬化してしまったことが考えられます。
インク表面の凸凹をプレス機でフラットに修正することは可能です。その場合は、インクの厚みや質感が変化するのでご注意ください。
プラスティゾルインクのプリント失敗例
実際にプリントしたインク表面が凸凹した状態で検証してみましょう。
この状態からプレス機を使用してフラットな表面に直します。温度は約165〜170度で10秒ほどプレスしました。お使いのプレス機により温度・時間は変わります。
プレス機を使うと表面がきれいにフラットにはなりますが、同時に光沢も出ます。
そのためマットインクを使用している場合は表面の質感が変わってしまいます。
上からプレスすることによりインクの層の断面が押されて厚さがなくなり、つぶれたように広がる可能性もありますのでご注意ください。
また、インクの毛羽立ち防止には、慣れていない初心者の方は強めの力でスキージングすることをおすすめします。