説明
説明概要
水性インク用の抜染剤(漂白,ブリーチ)です。Tシャツなど布帛にご利用ください。
抜染用のベースで染料を抜いた状態の色は白ではなく薄いベージュ色や赤茶色になります。 生地を染めている染料によって違う色になります。
適用布
処方例 | 白抜染用 | 着色抜染用 |
---|---|---|
(シミー)染込み系水性ベースインク | 100 | 100 |
ネオカラー(各色) | – | ~5 |
デクロリン | ~10 | ~10 |
合計 | 110 | 115 |
工程
- スクリーンプリント 80 メッシュ、2ストローク以上(2ストロークおすすめ)
- ベーキング (150°C × 2 分~)
- 脱色確認(発色が弱い場合2または1、2繰り返し)
- 水洗
- 乾燥・仕上げ
熱処理
150°C × 2 分~※必須
この抜染剤は熱処理の水分蒸発時に脱色されるため、熱処理不足では色が落ちませんのでご注意くださいませ。
※アイロンをご利用の場合は、ムラになってしまう可能性があります。
なお、Tシャツに直接高温で当てる場合は焦げる可能性もございますので、テフロンシート等をご使用ください。
黒生地にデクロリン+染み込みベースインクを印刷した例
上記の写真説明(クリックすると大きく見えます。)
- 上左:インク(ベース)100g + デクロリン 10g:3ストローク(熱処理前)
- 上左:インク(ベース)100g + デクロリン 10g:3ストローク(熱処理後)
黒生地にデクロリン+染み込みベースインク+ネオカラー(14番)を印刷した例
上記の写真説明(クリックすると大きく見えます。)
- 下左:インク(ベース)100g + デクロリン 10g + ネオカラー14番 5g:3ストローク(熱処理前)
- 下左:インク(ベース)100g + デクロリン 10g + ネオカラー14番 5g:3ストローク(熱処理後)
留意事項
- 抜染剤は(シミー)染込み系水性ベースインクに混入し、8時間程で効き目がなくなります。
- ベーキング(熱処理)は当日中に行ってください。
- 上記熱処理で堅牢度が不足する場合、均一に抜けない場合は、再度熱処理を 追加してください。
- 各種堅牢度を更に向上させる場合は、架橋剤を2~3%併用ください。
- 保管は密栓して冷暗所に保管してください。
抜染できる素材
綿や麻の天然繊維
デニム(X)
その他の情報
用途に関する情報:本品は工業用品質であり、記載または合意のないかぎり、用途は工業用のみする。
上述および推奨の使用法に記載されている。他の用途については、お問い合わせください。
特に、特別な基準や規制の対象である製品に適用される。
ご注意
直接肌に触れる衣類の場合は最後水洗いすることをおすすめしております。
*色が抜けない染料もございます。テストをしてください。
注意書き



予防策
- ご使用の際は保護手袋、ゴーグル、マスクを着用してください。
- 必要に応じて長袖作業着、長靴等を着用する。
- 煙・ガス・ミスト・蒸気・スプレーを吸入しないこと。
- 取扱い後はよく手を洗うこと。
- この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。
対応
- 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。
- その後も洗浄を続けること。
- 眼の刺激が続く場合は、医師の診断・手当てを受けること。
- 暴露した場合:医師に連絡すること。
- 気分が悪い時は医師の診断・手当てを受けること。
- 特別処置が緊急に必要である。
保管
- 施錠して保管すること。
廃棄
- 内容物・容器を国・都道府県・市町村の規則に従って廃棄すること。
記載内容は、現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりますが、記載のデータや評価に 関しては、いかなる保証もなすものではありません。また、記載事項は通常の取扱いを対象としたもので 特別な取扱いをする場合には新たに用途・用法に適した安全対策を実施のうえお取扱い願います。 すべての化学製品には未知の有害性があり得るため、取扱いには最新の注意を必要とします。 ご使用者各位の責任において、安全な使用条件を設定してくださるようお願い致します。 この情報は、新しい知見及び試験などにより改正されることがあります。
抜染プリントがしたくて先日デグロリンを購入しましたが
これは何を混ぜるのでしょうか?
説明を読んだのですがわかりません。
具体的に御社の商品でお勧めを教えて欲しいです。
素人ですみません。
よろしくお願いします。
水性ベースインクをご利用ください。
当店ですと、シミー、ラッシーダイカラーがございます。
例えば:インク100g+ネオカラー5g+デクロリン10g
以上、よろしくお願いいたします。
色を乗せないで
色を抜くだけなら水性インクのみに混ぜればいいですか?
はい、間違いありません。
例えば:水性インク100g+デクロリン10gでも大丈夫です。
よろしくお願いいたします。
すみません!
わかりました。
注文させてもらいました。
対応ありがとうございます。
綿素材のハッピに抜染でプリントを考えています。
例えば、黒色の両衿に色を抜いて白文字に抜染したいときは抜染剤のみでできるのでしょうか?
また、抜染の工程について書かれていますがもう少し詳しく教えて下さい。(1ストローク、2回とは?・乾燥時間は?・ベーキングの方法など)ちなみにプレス機と仮乾燥機は持っています。
また抜染して着色する方法は、抜染剤にネオカラーを5%混合すれば、後は同様の工程でできるのでしょうか?
綿素材のハッピに抜染でプリントを考えています。
例えば、黒色の両衿に色を抜いて白文字に抜染したいときは抜染剤のみでできるのでしょうか?
テストをしてみないとなんともいえませんが、一般的には綿素材の抜染をする場合、黄色っぽい色になります。白になる訳ではありません。
抜染後にお好きな色をプリントする流れになります。
また、抜染の工程について書かれていますがもう少し詳しく教えて下さい。(1ストローク、2回とは?・乾燥時間は?・ベーキングの方法など)ちなみにプレス機と仮乾燥機は持っています。
1ストローク(一回スキージで印刷するという意味です.)
プリント-> 熱処理 の過程を1回として、繰り返して2回行うということになります。
また抜染して着色する方法は、抜染剤にネオカラーを5%混合すれば、後は同様の工程でできるのでしょうか?
抜染材は簡単に言いますとブリーチ程度に考えていただけばいいと思います。
インクと考えない方がいいと思います。
そのため、ネオカラーは混ぜることができません。
抜染後にお好きな色を印刷してください。
もちろん、抜染のみで仕上げてもかまいません。
何枚か印刷される場合は、印刷の技術がそれなりにないと、同じ結果物にならない場合があります。