こんにちは!PremiumTのスタッフようこです。
このブログでは、シルクスクリーン超初心者のスタッフである私が会社の片隅でひっそりとTシャツを製作してみる過程をお届けします。
今日の作業内容は「露光」です。
フィルムを版に貼り付けるときの注意
私は最初、フィルムを逆に貼ってしまったのでご注意ください…。
感光液の塗りムラがあってもちゃんと露光できる?
感光液を塗った状態ですでにムラがあったので、ちゃんと露光できるか不安です。
今回はその版で実際に試してみよう。
このチューブが中の空気を吸って、ぴったり密着させてくれるんですよね。
ライトボックスの便利なところは、このバキュームでフィルムと版をぴったり密着して、しっかりライトを当てられるところだね。早くて確実に露光できるよ。チューブをデザイン面の上には置かないように気をつけよう。
太陽光での露光は難しい?
太陽光や、露光機・ライトボックス がない場合の露光ってどうなんでしょうか?
もし自作の露光機や太陽光での露光の場合は、気をつけるポイントがあるよ。
①フィルムと版をガラス板などで押さえぴったり密着させること。隙間があるとうまくいかないことが多いよ。
②反対側を黒い紙などでしっかり覆うこと。
それでも細い線や網点、エッジ部分がはっきり出ない可能性もあるけどね。
隙間ができるとダメなんですね。
露光後はデザイン部分を水で洗浄します。
裏側はあんまり洗浄しない方が良いんですか?
裏側は1回しか塗ってなくて薄いから、あんまり水圧をかけない方がいいよ。
問題発生!デザイン部分が全然抜けません!
全然、抜けないです!どうしたらいいですか?
この版、感光液を塗ってから1日以上置いてあった?
えっ、光の当たらない棚で保管してましたがダメでしたか!?
どんなに暗い場所でも完全には光を遮れないので、感光液を塗って乾かしたあと時間をおくのは感度が悪くなるから良くないね。
急きょ、高圧洗浄機で洗浄。
※AFシリーズでは取れてしまうのでNG!
製版で失敗するポイントが、実は洗浄時に多いってホント?
デザインして、感光液を塗って、露光して…ここまで丁寧にやってきたのに、最後の最後、洗浄で感光液が剥がれてきちゃった!
このようなお悩みがよく届きます。
感光液の塗り方がダメなのか、露光のやり方がダメなのか?
実は「洗浄する時間が長すぎる」という場合もあるようです!
露光後、高圧洗浄機での洗浄は基本的におすすめしません。SD-40は比較的水に強いので今回は使用していますが、油性インクで使用する感光液のAFシリーズでは取れてしまう可能性があるのでご注意ください。
また、洗浄時間が長いとデザイン部分が壊れる原因になるので気を付けましょう。1-2分で終わらせた方が良いです。
まとめ<製版で注意すること>
・感光液を塗る前に、できるだけ表面のゴミ・ホコリを取り除く。
・感光液はムラにならないように、裏は1回、表(Tシャツに当たる面)には2〜3回薄く塗る。
・感光液を入れたバケットは、塗る前に毎回端をキレイに拭き取る。
・感光液を塗ったあと、そのまま長時間放置しない。
・露光後、裏側の洗浄は軽めにする。
・露光後の洗浄時間は短めに。
次はとうとうプリント工程です。
どのインクにしようかな?
最後までお読みいただきましてありがとうございました!