kv-920感光液、Tシャツ分野の定番商品
- お勧め商品
説明概要
kv-920感光液, Tシャツ分野の定番商品。感度が早く良い・膜の形成が良い。
耐溶剤性・耐水性・解像性・耐刷性のすべてに優れた製品となっております。
KV-920はTシャツ分野の定番商品です。
耐溶剤性・耐水性・高解像度
製版の強度が強いですが、その結果剥離が難しいです。
- 一般印刷の万能・高解像モデルです。
- 耐溶剤性・耐水性・解像性・耐刷性のすべてに優れた製品となっております。
- 一般印刷、特にTシャツ分野の定番商品です。
KV920 vs AF101、SD40
Af101 に比べて
- -感度が早く良い
- -膜の形成が良い
- -比較的落版が困難
SD40に比べて
- -感度が早く良い
- -膜の形成が良い
- -耐水性やや弱い
- 水(40度以下の温水が好ましい)約4~50g(大体で構いません)へパウダーを全量入れ、よく混ぜます。
- すべて溶けたら、液体を全量入れてよく混ぜます。
- すべて混ざりきったら、蓋をしめて15分間置き、使用可能です。
- 使用後は冷蔵庫保管が可能です。
4月10日から価格が変更されました。ご了承ください。
900mlの感光液の使用量の目安
A3サイズ 厚さ普通(13ミクロン)の版、約40枚
感光液保存期間テスト表
★★★:問題なし★★:使用に大きな問題はないが、基本的な機能の低下。
★:簡単でシンプルなデザイン以外には使用が難しい。(エッジを生かすデザインは難しい。)
冷蔵保存期間 | |||||
---|---|---|---|---|---|
1週間後 | 2週間後 | 3週間後 | 4週間後 | 8週間後 | |
SD-40 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★☆ | ★☆ |
KV-920 | ★★★ | ★★★ | ★★☆ | ★★☆ | ★★ |
AF-101 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★☆ | ★★ |
AF-120 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★☆ | ★★ |
AF-140 | ★★★ | ★★★ | ★★☆ | ★★☆ | ★★ |
Azocol 1/3 z | ★★★ | ★★★ | ★★☆ | ★★☆ | ★★ |
参考程度に利用してください。
シルクスクリーン感光液比較
特性
製品名 | 解像性 | 耐水性 | 耐溶剤性1 | 落版性2 | 柔軟性 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
KV-920 | ◯ | ◯ | ◯ | △~x | ◯ | 耐水性、耐溶剤性が高い 落版が困難 |
一般印刷 一般捺染 精密印刷 |
SD-40 | △ | ◎ | △ | △ | ◯ | 耐水性が高い 耐刷性が高い |
|
AF-101 | ◯ | △ | △ | ◎ | ◯ | 耐溶剤性が高い 落版が容易 |
一般印刷 |
AF-120 | ◯ | △ | △ | ◯ | ◯ | 造膜3性が良い | 一般印刷 |
AF-140 | ◯ | △ | △ | ◯ | ◯ | 解像性良い | 一般印刷 精密印刷 |
◎特化、◯良い、△弱い、x不可 | |||||||
1長期保管、大量印刷良い 2感光液剥膜剤 (剥離剤) 3膜厚を上げる |
購入ガイド
解像性が良い。 油性、水性インクも良い |
KV-920 |
---|---|
コストパフォーマンス抜群 シルクスクリーン初めての方に |
プラスティーゾル(油性)用:AF-101 水性インク用:SD-40 |
初心者の購入ガイド
保管の注意事項乳剤の保管条件冷暗所(10~25℃)での保存により、乳剤の劣化を最小限に抑えることができます。
使用期限は、上記保管条件で出荷日より半年間、感光剤混合後は一か月です。
※熱や光によってゲル化や解像性の低下を引き起こし、低温によって粒子の発生を引き起こしますのでご注意願います。感光剤(ジアゾ)の保管条件乾燥した(湿度 50%以下)冷暗所(5℃以下)での保存により、感光剤の劣化を最小限に抑えることができます。使用期限は上記保管方法で出荷日より半年間です。
吸湿性が強く水に弱いため開封後放置しますとタール化し使用不可となります。せん。熱や光によって反応が進み窒素ガスが発生し使用できません。容器の破裂にご注意願います。使用上の注意事項
- 感光剤は熱に弱いため、40℃以下の水を使用し完全に溶解後、高メッシュで濾過し使用して下さい。
- 乳剤と感光剤をムラなく混合した後に、約#300 で濾過し一昼夜脱泡して使用して下さい。
- 塗布後の乾燥は乾燥機内温度を 40℃以下に設定し十分に乾燥して下さい。
- 製版条件毎に適正露光値を測定し露光して下さい。
PS版の保管条件
- 光に反応するため暗所で保管して下さい。光にあたるとかぶり、抜け不良の原因となります。
- 吸湿性が強いため乾燥した(湿度 50%以下)所に保管して下さい。(吸湿すると硬化不良を起こし剥がれや強度劣化の原因となります)
- 熱に反応するため冷所 (5~25℃)で保管して下さい。常温で長時間放置すると、かぶり、抜け不良の原因となります。
- 上記条件下で半年程度の保管が可能です。
KV-920 | 油性インク、水性インク用のもので、高クオリティーに印刷できる、良いものがいい。 |
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SD-40 | 水性インクを多く印刷する予定である。 |
AF-101 | 私はプラスチゾル(油性)が楽。よく分からなが、安く良いのもいい。 |
AF-120 | 私はプラスチゾル(油性)が楽。印刷を厚手にしたい。 |
AF-140 | 私はプラスチゾル(油性)が楽。ディテールの細かい印刷が必要。 |
シルクスクリーン 感光液 ジアゾタイプの感光液を混ぜてみよう!
AF-101, AF-120, AF-140, KV-920, SD-40 の混ぜ方は同じです。
SD-40:顔料なし
製版制作
シルクスクリーン製版に感光液をきれいに塗る方法とは!?
シルクスクリーン SD-40 感光液 エマルジョン 製版制作
感光液(製版)剥膜方法
お客様からのよくある質問について
版膜が現像中に剥がれる
Q. 膜厚が不均一になっていませんか?
A. <対策>スクリーンのテンションを均一にして、乳剤をムラなく均一に塗ります。
Q. 露光不足ではありませんか?
A. <対策>都度露光時間データをとり適正な露光時間で露光する。
Q. 光源の波長が感光膜とあっていますか?
A. <対策>360~420ナノメーター波長の紫外線光線で露光する。
Q. 乳剤の乾燥が不十分のまま露光していませんか?
A. <対策>除湿乾燥を充分にする。
Q. スクリーンの前処理が不十分ではないですか?
A. <対策>スクリーンを中性な洗浄剤等でよく洗い充分脱脂する。
シャープな線際が出ない
Q. フィルムの線際が明確になってますか?
A. <対策>フィルムをルーペなどで確認する。
Q. 露光時のフィルムと感光膜の密着は充分ですか?
A. <対策>露光機での密着方法を点検・検討する。
Q. 光量は適性ですか?
A. <対策>露光時間のデータを充分に取り適性露光で露光する。
Q. 水現像時の水圧が強すぎませんか?
A. <対策>2~3分ぐらい水に浸してからスプレーシャワーで注意深く現像する。
ピンホールが出る
Q. 乳剤の塗布スピードと粘度があっていますか?
A. <対策>粘度(湿度)の高低により塗布スピードを変える。
Q. ゴミ・ほこり等がフィルムや露光機のガラス・スクリーンに付いていませんか?
A. <対策>ゴミ・ほこり等を充分に除去する。
Q. 露光不足ではないですか?
A. <対策>膜厚・スクリーンメッシュに応じた最適露光時間にする。
Q. 感光乳剤が古く光反応力がなくなっていませんか?
A. <対策>長期保存した既感性乳剤は使用しない。
絵柄が合わない。
Q. 焼き付け用フィルムの伸縮はありませんか?
A. <対策>厚めのフィルムを使用する。
Q. 版のテンションは均一ですか?
A. <対策>テンション測定器で測定する。
Q. 枠が歪んでいませんか?
A. <対策>平な場所で枠の歪を確認する。
Q. 光源の照度分布は均一になってますか?
A. <対策>光源を点検し均一な照度分布にする。
版膜が弱い
Q. 露光不足ではありませんか?
A. <対策>あと露光を充分に行う。
Q. 乳剤が古く変質してませんか?
A. <対策>新しい乳剤を使用する。
現像性が悪い
Q. フィルムの黒色部が薄くなっていませんか?
A. <対策>フィルムの黒色部を濃いものに変える。
Q. オーバー露光等でハレーションが起きてませんか?
A. <対策>適正露光で露光する。
Q. 現像前に光をあてていませんか?
A. <対策>保管場所・作業場所を再点検します。
Q. 未露光部が現像時に膨張していますか?
A. <対策>露光後2~3分ぐらい水に浸してから現像します。
提供元 栗田化学(メーカー)
その他、シルクスクリーンQ&A
- Q&A( 4 )
先週オンラインにてKV920を購入させていただいた竹村と申します。
版を作成し、一度Tシャツに刷ってインクを洗うと感光した部分が剥げてしまいました。
さらに洗っていると手に感光剤の色の青いのが手についてきて、デザインの端の角部分が削れてきました。
これは感光が足りないのでしょうか?
手順は露光機で6分感光しデザインを洗い流して乾かし、その後さらに10分ほど感光しています。
以前まではSD40を使用しており、この方法で剥げてくることも無くやっていました。
KV920はSD40に比べ乾きにくいのでしょうか?
さらに感光の時間を長くした方が良いですか?
アドバイスを頂ければと思います。
よろしくお願いします。
お世話になります。
時間がかかってしまい、申し訳ございませんでした。いただいたメール内容で分かる範囲内で回答いたします。
最初の可能性ですが、剥がれてしまったのは、いくつか原因があり得ますが、内部まで乾燥できておらず、露光が行われなかった可能性が最も高いですす。
第二の可能性として、製版時いつもより厚く塗布がされていて内部まで乾燥できておらず、露光が完璧にできなかった可能がありえます。
経験上、上記二つの可能性が最も大きいと思います。
第三の可能性としまして、感光液ががしっかり混ざっていなかった可能性がありえます。(パウダーが確実に溶けておらず、完全に混ざっていなかった。)
第四の可能性としまして、印刷後、水洗浄時、強い圧力を加えてしまった。(可能性は低いと思いますが)
5番目の可能性として、感光液を前後に塗っていなかった。(前あるいは裏面側のみ塗布した。)この場合、経験上凝集力が落ちて製版洗浄時弱くなります。
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感光剤を取り扱う際に忘れやすい手順をもう一度記載いたします。今一度確認してみてください。
まず感光剤をよく混ぜてください。
ヘラなどを利用して、強く混ぜてください。
完全に混合されたと思われる場合は、ふたを軽く覆って置いて20分ほど放置します。
気泡が上がってきます。(最初の混合のとき)
そのあとご使用ください。
乾燥時間はヘアドライヤーなどの場合は、少し長目にするようにします。
sd40に比べて乾燥時間がかかるかもしれません。(私たちは、乾燥機を利用するため、kv-920のヘアドライヤー乾燥時間はテストして見たことがありません。AF、SDシリーズの場合は15~20分程度だったと記憶します。)
感光時間はsd-40に比べても大きく変わりません。
感光時間は、長目がいいかと思います。(当社の場合は、当社の真空ライトボックスに15分間露光します。)*フィルムのクオリティ、露光機のパワーなどの環境に応じて、完全に異なります。
製版、完全乾燥後に、製版の厚さに応じて調節して露光をします。
(当社の場合、前後15分間/合計30分)
天気がいい場合は、外に置いて15分ほど露光することもできます。
sd40に比べkv920がむしろ扱いやすいと思います。
sd40に比べて感光時の反応が良く解像度も高いです。
ただしsd40に比べて水には弱いです。しかし、基本的に水性製版用に大きな問題はないと思います。
いつもお世話になっております。先日貴社にてこちらの感光液を購入いたしましたが、パッケージの箇所にと書いてあることが気になり、製造元に問い合わせしました。
パッケージに”詳細はSDS(安全データシート)をご参照ください” と書いてあるので提示を求めましたが、販売先に配布しているのでそちらに問合せをしてください、という返答でした。
こちらの安全データシートを閲覧できるページはあるでしょうか? ただ使用しているだけでパッケージの表記にあるような症状になるのか・成分は何が含まれているのかが気になっているので、お手数ですがお返事よろしくお願い致します。
お問い合わせありがとうございました。
SDSは下記のURLからご確認ください。
https://premiumt.jp/wps/wp-content/uploads/2018/12/948ce90f44b817ef6cc57304f256bd9a.pdf
よろしくお願いいたします。