説明
マットタイププラスティゾルインク
高濃度の顔料と添加剤が含有された繊維印刷用高隠蔽プラスティゾルインクです。
印刷表面はマットで表現されます。
印刷
自動機械や半自動機械での多色印刷作業の時(PRINT -> HEAT -> PRINT) 印刷面とスクリーン版のべたつきを最小限に抑えて、作業性に優れています。
マットタイプインクの製作例
画像ソース:tcollector 高隠蔽(隠蔽力が高い)マットインクです。
カラー見本・写真
Base ベース(無色) |
Yellow イエロー |
Lemon Yellow レモンイエロー |
Black ブラック |
White ホワイト |
Orange オレンジ |
Scarlet スカーレット |
Super Red スパーレッド |
Gold Yellow ゴールドイエロー |
Purple パープル |
Marine Blue マリーンブルー |
Navy Blue ネイビーブルー |
Royal Blue ロイヤルブルー |
Mid Green ミットグリーン |
Sky Blue スカイブルー |
パソコンやスマホによっては実際の色と多少異なる場合があります。
こちらの写真も本物の色とは多少異なることがあるます。
スーパーレッドとスカーレットの赤の色味の違い
基本的な赤は「スーパーレッド 」、スーパーレッドより若干黄みがかった色合いが「スカーレット」となります。
熱処理温度、時間
160°C・1分
使用メッシュ、スキージー
50〜150メッシュ、9mm/75Aスキージー以上
特徴
- 高濃度の顔料と添加剤が含有された繊維印刷用高隠蔽プラスティゾルインクです。
- さまざまなカラーを簡単に実装することができます。
- 直接印刷、転写印刷など、様々な用途に使用可能です。
- 最終熱処理後の表面はマットで表現され、表面べとつきを最小化しました。
適用
- 濃色生地の場合、低メッシュ(数字が低)と厚膜製版使用すると隠蔽力が高くなるので、製版の厚さと印刷回数を調整して使用して下さい。
- 多色刷りと数回の印刷時に中間乾燥(Flash Cure)が必要なときは、200℃以上で5〜10秒程度が適しています。ただし、印刷の厚さ、その他の作業条件に応じて、未乾燥時の繰り返し熱処理してください。
- 伸縮性と柔らかさ性の向上と硬化促進のためにはFFインクを混合使用すると、良い効果を得るすることができます。ただし、余分な添加時の表面光沢、表面べとつきや隠蔽力の低下が発生することがあるから、約10%以下で混合使用することをおすすめします。
- 表面の光沢をなくしたいときは、マットエージェントを5〜10%の混合使用します。
ECO関連
- CPSIA(Pb、Phthalates)に準拠します。
- Eco-passport、adidas A-01の基準を満たしています。
- 本製品に規制対象物質が含有されていないが、生産の全量検査はしておりません。
- お客様は使用目的に基づいて試験印刷及び各種規制対象物質に対して標本検査後使用することをお勧めします。
その他情報
- 保管:強酸化合物は避け、涼しい場所に保管し(18-32℃)
- 容器の洗浄:ミネラルスピリット、有機溶剤
- 洗濯について:ドライクリーニング禁止、印刷表面はアイロン禁止
- 用途:コットン100%、ポリエステル100%、綿の混紡
ご注意
- 使用前の小型ミキサーやヘラで攪拌するとインクが柔らかくなります。
- 十分に乾燥がされていないインクは生地との接着力が不完全になることがあるので、十分熱処理を介して生地との接着力と耐摩耗性を向上させてください。
- 本作業前に、必ず生地の染料移行性やその他の問題を確認した上、使用してください。
- 製品情報に掲載されていない製品や材料の混合時に、当社ご相談の上ご使用をお勧めします。
使用上の注意
- ご使用の際は保護手袋、ゴーグル、マスクを着用してください。
- 使用後は必ず石鹸を使用して手を洗ってください。又、皮膚に付着した際は速やかに洗い流してください。
- 口や目に入ったりもしくはその疑いがある.皮膚刺激が生じた場合は必ず医師の処置を受けてください。
- 衣服に付着した際は速やかに洗濯をして下さい。
- 直射日光を避け換気された涼しい場所に、密封した状態で倒れないように保管してください。
- お子様の手の届かない所に保管してください。
- 空容器は法の規定に従って正しく廃棄してください。
記載内容は、現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりますが、記載のデータや評価に 関しては、いかなる保証もなすものではありません。また、記載事項は通常の取扱いを対象としたもので 特別な取扱いをする場合には新たに用途・用法に適した安全対策を実施のうえお取扱い願います。 すべての化学製品には未知の有害性があり得るため、取扱いには最新の注意を必要とします。 ご使用者各位の責任において、安全な使用条件を設定してくださるようお願い致します。 この情報は、新しい知見及び試験などにより改正されることがあります。
濃色のコットン素材に白インクをプリントする際、途中熱処理をせずに一度(3ストローク)で仕上げるには何か有効な方法はありますか?
URボンドやボリューム効果インクの使用は効果的でしょうか?
URボンドは接着剤の役割を果たすもので、インクの隠蔽力が高まるわけではありません。また、インクの伸縮性も失われます。
発泡には隠蔽力との関連性はありません。
中間熱処理を行うことが最も一般的な方法です。
なお、ロータリー印刷機を持っている場所では、熱処理の時間をできるだけ短くするために、複数のフラッシュドライヤーを短時間で回転させて熱処理を行います。
(一回転するとすべての表面の熱処理が完了することを目指して…)
別の方法としては、厚幕印刷を行うことが考えられます。
この方法では印刷層が厚くなることがあります。
しかし、100μ以上の厚みで印刷しないと、一度でうまくいくのは難しいと思います。
他の方法としては、完璧ではないものの、スキージー技法で解決する方法もあります。
この方法ではオフコンタクトやスキージーの力の調整、角度調整が必要となります。また、ワンポイントのような小さな印刷面に限られます。大きな印刷面では現実的には難しいです。
SOシリーズで印刷後にスポットドライヤーで160°〜170°で約1分加熱後に、念のため印刷部分にクッキングシートを当ててアイロンがけをしたところクッキングシートにインクが移りました。その後触っても手には付かなかったのですが硬化していないのでしょうか?再び加熱しなければいけないのでしょうか?
質問の答えとして、その方法(アイロン)では熱処理がされたかどうか確認することはできません。
メーカーが指定する160度1分で熱処理が行われていれば、問題はないと思います。(機器の表示温度ではなく、インクが実際に160度に到達したかどうかが重要です。)
プラスティゾルは熱に弱いため、アイロンをかけるとインクが溶けてしまいます。
「念のため」が熱処理を確信できないという意味であれば、、熱処理の方法を改善する必要があります。
熱処理が不十分だと、洗濯時に問題が発生します。
※今回は熱処理に関する環境の説明がないので、回答することができません。
よろしくお願いいたします。
アイロンがけは熱処理としてではなく印刷、乾燥済みのtシャツのシワを取るためにかけたものです。
スポットドライヤーでの熱処理は非接触温度計で測りながら行いました。引っ張って割れがないことも確認しました。
ご説明いただいた通りであれば、熱処理は問題ないと思います。
質問お願いいたします。こちらのインクを撥水加工のされているコーチジャケットへ使用したいのですが、その場合ボンドの添加は必須になりますでしょうか?それともボンドの添加がなくとも長期的に見なければ乾燥による定着は可能ではありますでしょうか?
撥水加工のされているコーチジャケットへの
プリントはURボンドは必須になります。
添加しないと定着いたしません。
御社から油性インクをご購入させて頂きました。
何度か刷ってみたのですが、割れが起こってしまったりします。
原因と対策がわからずご連絡致しました。
ご教示頂けたら幸いです。
環境情報がないので、正確にはわかりませんが、
硬化不足(熱処理)が原因と考えられます。
簡単なテストとして(Tシャツなどの天竺生地の場合)、現在の状態で印刷面を引きます。 割れれば熱処理不足で、ほぼ確実です。
現状で再度再熱処理後、印刷面を引いて割れなくなるまで熱処理を繰り返し、最適な熱処理の温度や距離、時間を探してください。
以下のページを参照してください。
https://premiumt.jp/plastisol-drying/
プラスティルゾルインクの乾燥には160度で1分との事ですがアイロン不可のポリエステル素材などの場合はヒートガンで可能なのでしょうか?
プラスティゾルは160℃ 1分で硬化します。
ヒートガンでも、プレス機でも160℃ 1分は変わりません。
ポリエステル素材でも実際にはやってみないとわかりません。テストを行なってくださいませ。
https://premiumt.jp/plastisol-drying/
熱処理については上記のページを参考にしてください。
4900 so -base と 4960 so-whiteは、色味の違いだけでしょうか?
4900 so -base は、ベースと書いてあるので、隠蔽が弱い明るい色のベースとして塗るものであってトップコートには適さない白?なのでしょうか?もしくは色味が気に入った場合は、4900 so -base 単体でも使用可能でしょうか。
お問い合わせありがとうございます。
4900 Base:無色・単独使用可能です。
4960 White:一般的なホワイト(マット)
です。
プラスティゾルベースインクについて
上記のページをご参考くださいませ。
よろしくお願いいたします。
Tシャツの販売をしようと思うのですがプラスティゾルか水性インクかで迷っています。プラスティゾルの場合やはり商品化するにはフラッシュドライヤーは必須でしょうか?フラッシュドライヤーは金銭的に厳しいのでヒートガンのみでは厳しいようでしたら水性でいこうと思います。
ご教授願います。
https://premiumt.jp/suisei_yusei_chigai.html
上記のページをご参考にください。
商品販売のために中長期的な作業をお考えの場合、油性水性のどちらでも結局フラッシュドライヤーが必要になってくるかと思います。
最初は、油性と水性のインクをテストの上、長所と短所をご確認いただいてからお決めになってもいいかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
ブラックのボディに、
4色分解でプリントしたいのですが、
どちらのインクを購入したらよろしいでしょうか?
ブラックボディの場合、アゾフィックスでCMYK製版後アゾフィックスでホワイトの製版もします。
5カラーということになります。
ホワイトの製版は、実際のイメージより0.5mm程度小さく製版します。
ホワイトをプリントする際、Tシャツが版にくっつく様に、
Tシャツを版にしっかり固定し、(スプレーのりを利用して)100メッシュ以下で製版をします。
ご購入をおすすめするインク
①四色分解用シアン、②マゼンタ、③イエロー、④ブラック
⑤汎用ベース(CMYKインクの濃度を調節することができます。)
⑥高隠蔽ホワイト(黒のTシャツに白を載せる時利用します)
以上です。
どうぞよろしくお願いいたします。
ウインドブレーカーなど化学繊維の上着
(黒のウインドブレーカーにオレンジの文字)に
プリントをしたいのですが感光液の種類と布のメッシュ数、
インクの種類などを教えていただけないでしょうか。
宜しくお願い致します。
防水コーティングされた製品には、ナイロンボンドが必要です。
本ページの関連商品をご確認ください。
いつもお世話になっております。
今回は、乾燥の方法についてお尋ねします。
乾燥の方法には、ヒーティングガンまたはフラッシュドライヤーの使用以外に、アイロンプレス機での乾燥では大丈夫でしょうか?方法としては、ラバーシートのプレスと似ていますが、約160度に調整したコテ面にシリコンペーパーを挟んで、加圧はせずに面をあてるだけで加熱する感じです。
ご指導よろしくお願いいたします。
お問い合わせありがとうございました。
シリコンペーパーは、こちらでは利用しておりませんので、テストしてみてください。
シリコンペーパー. →→→テフロン シートをご利用いただくのがいいかと思います。
シート利用時インクがつく可能性がありますので、ヒーティングガンで簡単に乾燥してからご利用ください。
インクの硬化温度は160度1分間となります。
どうぞよろしくお願いいたします。