説明
フィルムを使う3つのメリット!
- 膜面平滑化→印刷の直線性が上がる
- フィルムによる膜厚管理の徹底→品質向上
- 塗布工程の簡易化→作業時間短縮→生産性が上がる
BC-10溶剤を塗布する方法する方法

- 専用乳剤BC-10を製版の前(外側)に塗る。
- 専用乳剤BC-10を製版の後(内側)に塗る。
- フィルムを貼る。
- ローラーなどを使用して製版とフィルムを密着させます。
- 裏面に気泡が発生します。スクープコーター(バケット)を使用してBC-10溶剤を削り取ります。
- 製版の後(内側)から乾燥(50°C以下)
- 保護フィルムを剥がす。
フィルムを製版に貼る方法





- 適切なサイズにフィルムを切ります。
- 製版にBC-10溶剤を表裏に1回塗布します。このとき、厚さは重要ではありません。(左:裏、右:表)
- 塗布したプレートの上にフィルムを貼ります(フィルムの表裏をよく確認します。片側に薄い透明フィルムが貼ってあります。フィルムがない側をプレートに貼ります)。ローラーなどを使用して製版とフィルムを密着させます。
- 裏面に気泡が発生します。スクープコーター(バケット)を使用してBC-10溶剤を削り取ります。
- 乾燥機に入れて完全に乾燥させます。(50°C以下)完全に乾燥したMSフィルムの保護フィルムを剥がします。
- その後、通常の製版と同様に露光を行います。
サイズ表
※貼り付け乳剤は専用乳剤「BC-10」を御利用下さい。
巻き数 | フィルムの幅 | フィルムの膜厚(μm) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般 | 中膜 | 厚膜 | |||||||||
約10m | 約320mm | ※12 | ※15 | ※20 | ※25 | ※30 | ※35 | ※40 | ※50 | ※80 | ※100 |
約640mm | 12 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | 50 | 80 | 100 | |
約1000mm | 12 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | 50 | 80 | 100 | |
※2約1200mm | 12 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | 50 | 80 | 100 | |
約30m | 約320mm | ※12 | ※15 | ※20 | ※25 | ※30 | ※35 | ※40 | |||
約640mm | 12 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | ||||
約1000mm | 12 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | ||||
※2約1200mm | 12 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | ||||
約50m | 約320mm | ※12 | ※15 | ※20 | ※25 | ※30 | ※35 | ※40 | |||
約640mm | 12 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | ||||
約1000mm | 12 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | ||||
※2約1200mm | 12 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 |
※ 予約注文は2本からご購入可能です。 ※2 1200mm幅の各10m・30m・50m巻きは受注生産となります。納期は別途ご相談(約3ヶ月前後)となります。
※本商品は溶剤系用です。水性インクをご使用の場合は硬膜剤をご利用ください。
保管方法
- フィルムの保管は高温・多湿の環境を避けて、冷暗所で保管してください。
- ロールに関しては必ず縦置にて保管してください。
注意安全


取り扱い及び保管上の措置
取扱い
- 容器を転倒、落下させる等の乱暴な取扱いをしないこと。
- 別に定める保護具を着用し、眼や皮膚・粘膜等に触れないよう作業すること。
- 火気のないところで作業すること。
保管
- 幼児の手の届かない室内の冷暗所に密閉して保管すること。
曝露防止および保護措置
設備対策
- 室内の換気を充分に行なう。
保護具
- 保護メガネ、ゴム手袋、防塵マスク 等
記載内容は、現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりますが、記載のデータや評価に 関しては、いかなる保証もなすものではありません。また、記載事項は通常の取扱いを対象としたもので 特別な取扱いをする場合には新たに用途・用法に適した安全対策を実施のうえお取扱い願います。 すべての化学製品には未知の有害性があり得るため、取扱いには最新の注意を必要とします。 ご使用者各位の責任において、安全な使用条件を設定してくださるようお願い致します。 この情報は、新しい知見及び試験などにより改正されることがあります。
自作露光機での露光時間の目安はどれほどでしょうか?また、フィルムに使用期限はありますでしょうか?
当社では光量の計算などは行っておりません。10分を基準にテストを行ってみてください。
また、フィルムの厚みによって露光時間が異なりますので、商品説明ページをご参照ください。
使用前の保管期間については、メーカーでは購入後3ヶ月までを保証しています。
ただし、メーカーの保管方法に従って適切に保管すれば、1年間保管しても大きな問題はありません。ご参考までに。
お返事ありがとうございました。もう一つ質問があります。水性インクは使用できないとのことですが、仮に使用した場合はどのような事が起こるのでしょうか?上手く刷れない、版が壊れる、もしくはその両方ですか?
耐水性が低いため、乳剤が水分に反応して溶け出し、剥がれたり破れたりします。
感光フィルムを使用して水性インクを使いたい場合は、
下記の硬膜処理を後処理することで耐水性が得られ、使用可能になります。
https://premiumt.jp/hardner-n
ただし、剥離は不可能になりますのでご注意ください。
ご丁寧な解説をありがとうございます。耐水性が低いとの事ですが、現像も水洗いではなく、なにか特殊な薬液などが必要になりますか?
現像時には一般的な感光液と同様に水で行います。
AFシリーズの感光液と比較しても、現像時に特別に注意すべき点はありません。
印刷時には製版表面に摩擦が発生します。
水分と摩擦が組み合わさることで、製版表面に悪影響を与える可能性があります。
こんにちは。質問失礼します。
こちらの商品は何メッシュが適しますか。
水性インクは使用できますか。
剥離剤は何が適していますか。
・基本的には#60〜250メッシュまで、特に問題ございません。(日本産メッシュ、コスパがいいメッシュ)
・水性インクは使用できません。
・剥離剤は以下の商品をご利用ください。
https://premiumt.jp/web_shop/item/detail/pregasol.html
よろしくお願いいたします。