プラスティゾルインク・光沢スタンダードのホワイトに関することですが、綿100%に印刷後、乾燥かけた場合は変色しませんが、ポリエステルが多い素材に印刷後熱をかけると、グレーに変色してしまいます。 どうしたら良いでしょうか?
ポリエステル素材は、素材の色(染料)が熱処理時に浮き出てしまうことがあります。(ブリード)
対策として3つの方法をご紹介します。
①は大量にプリントする場合、②は一般的におすすめな方法となります。
①染料移行止めを使う
上記インクでプリント後に、さらに通常のプリントをします。
この場合は製版が二つ必要になります。
*印刷機などの機材がない方は、最終的なアウトラインを1mm〜0.5mm程度小さくすることがポイントです。
②プリント→熱処理、この工程を数回繰り返す
製版を通常よりも若干厚くし、1回目の印刷、完全に乾燥→2回目の印刷完全乾燥の順に行います。
2回目でもブリードしている場合は3回目の印刷をします。
*温度が高すぎる場合、染み込むことがあります。
注意すること
・通常のプリントとは違い、1回目と2回目(または3回目)の印刷の間に行う熱処理は、半乾燥ではなくしっかりとインクの中まで完全に乾燥させます。
・ポリエステル素材は熱に弱いため、長時間熱を当てずに数回に分けて熱処理することをおすすめします。
・一般的には165度前後で熱処理をするとブリードしづらいですが、温度が高すぎるとブリードする可能性が高くなります。
③ブリード防止効果のTシャツを利用する
100%ブリードを防げるわけではありませんが、上記ボディのような商品を利用するのもおすすめです。
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