説明
お知らせ
2022年7月より
従来の後着色から着色済みに変更になりましたので、今まで付属していた着色剤(青い小瓶)はなくなり、初めから乳剤本体に青い色が付いています。
それに伴い、名称はZ 1/3からZ1に変更しました。
約0.9kg
物質の特定
単一製品・混合物の区別:混合物 化学名:酢酸ビニル?アクリル系共重合体水性エマルジョン 主成分:
成分 | 含有量% |
ポリビニールアルコール | 5~10 |
拡散ポリビニールアセテート | 15~20 |
拡散ポリアクリル | 10~20 |
水 | 50~60 |
危険物・有害性の分類
分類の名称:分類基準に該当しない。 有害性:皮膚刺激性がある。
応急処置
眼に入った場合:清浄な水で最低1 5 分間眼を洗浄し、直ちに眼科医の手当てを受けること。 洗眼の際は、まぶたを指でよく開き、眼球、まぶたのすみずみ間で水が行きわたるように洗浄する。(コンタクトレンズを使用の際は、はずしてから行う) 皮膚に付着した場合:汚染された衣類、靴などを速やかに脱ぎ捨てる。 製品に触れた部分を水又は微温湯を流しながら洗浄する。石鹸を使用しよく落とす。 外観に変化がみられたり、痛み、かゆみが続く場合は直ちに医師の診断を受ける。 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移す。万ー中毒を生じた場合は、直ちに医師の診断を受ける。 飲み込んだ場合:水でよく口の中を洗浄し、直ちに医療処置を受ける。
火災時の措置
消火方法:不燃性物質 消火剤:粉末、二酸化炭素、泡、水消火
漏出時の措置
少量の場合:乾燥砂、おがくず、ウェス等に吸収させて密閉できる空容器に回収する。 大量の場合:盛土で囲って流出を防止し、安全な場所に導いてから処理する。 どちらの場合も回収した物質を廃棄する際は、法律及び自治体の規則に従うこと。
取り扱い及び保管上の注意
取扱い:取扱いは、排気装置の設備が望ましい。皮膚や眼に触れぬよう、保護グロープ、保護眼鏡等を 着用のこと。休憩所には、手洗い、洗顔等の設備を設け、取扱い後に手、顔等をよく洗う。 保管:直射日光のあたらない涼しくて換気のよい場所(冷暗所)に保管すること。
暴露防止措置
許容濃度:なし 設備対策:取扱いについては、排気装置の設備が望ましい。 保護具:呼吸用保護具:特に必要なし 保護目眼:ゴーグル型 保護手袋:溶剤用手袋など不浸透性のもの。 保護衣:必要に応じて保護前掛け、保護長靴などを使用する。半袖の作業着は避ける。
物理/化学的性質
外観:乳白色粘稠液体 色:着色剤により異なる 比重: 1.06g/cm3 粘度: 7000mPa.s 沸点:約100℃ 溶解性:水で無限大に希釈可能分散 蒸気圧:なし
危険性情報
引火点:引火せず 発火点:なし 爆発範囲:現在のところ知見なし
有害性情報
継続的または長時間皮膚に付着した場合、痒みが発生することがある。
環境影響情報
現在のところ知見なし。
廃棄上の注意
取扱い及び保管上の注意の項の記戴による。廃棄する場合は、焼却によって行う。 洗浄水等の廃水は凝集沈殿、活性汚泥などの処理により清浄してから排出する。水質汚濁防止法に ご注意ください。また、廃棄物に関しては廃棄物処理法にご注意ください。
輸送上の注意
取扱い及び保管上の注意の項の記載による。容器洩れのないことを確かめ、転倒、落下、損傷がないように 積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。
遍用法令
次のいずれの法律にも規制されない。 化審法、安衛法、消防法、毒物及び劇物取締法、船舶安全法
剥離について
剥離液により剥離可能
その他
記載内容は、現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりますが、記載のデータや評価に 関しては、いかなる保証もなすものではありません。また、記載事項は通常の取扱いを対象としたもので 特別な取扱いをする場合には新たに用途・用法に適した安全対策を実施のうえお取扱い願います。 すべての化学製品には未知の有害性があり得るため、取扱いには最新の注意を必要とします。 ご使用者各位の責任において、安全な使用条件を設定してくださるようお願い致します。 この情報は、新しい知見及び試験などにより改正されることがあります
使用方法
① 中ぐらいの容器に水をシールの上部分まで入れる。 ② ①を一番大きい容器に入れて混ぜる。 ③ 一番小さい白いキャップの容器の中身を大きい容器に入れて混ぜる。 ④ その中身をよく混ぜる。(ここで混ぜが甘いと製版を失敗するので、底からよく混ぜる) 感光液を混ぜてからの保管期間は、冷蔵保存で約 1ヶ月~2ヶ月です。 それ以上日数が経過すると劣化してうまく製版できなくなりますので、お早めにご使用ください。
基本的な感光液を混ぜる方法
- 水(40度以下の温水が好ましい)約94g+ジアゾ(パウダー)を全量入れ、よく混ぜます。【必ずパウダーを溶けてください。】
- すべて溶けたら、色素も入れます。(色素はない製品もあります。)その後、乳剤に全て入れてよく混ぜます。
- 顔料がある商品は2番と同時に顔料も入れ混ぜます。
- すべて混ざりきったら、約1昼夜放置し、脱泡させてご使用ください。
- 使用後は冷蔵庫保管がおすすめです。
- 冷蔵庫保管後、ご使用の場合はよく混ぜてから約10分間常温で放置し、脱泡させてご使用ください。
良くある質問・露光の目安
自作露光器の場合
120メッシュ・30x40内寸・乳剤厚約20μ・蛍光灯(ケミカルランプなど)6~8本・ガラスからの距離約10cm基準
- 感光液を塗るオススメな方法は、前と後ろそれぞれ塗った後に乾燥する。2回目からは前面のみ塗ります。
- 露光時間約10分を基準に自分の環境に合わせて±1分ずつ調節して見て下さい。
弊社の真空露光器の場合
120メッシュ・30x40内寸・乳剤厚約20μ~30μ基準
- 感光液を塗るオススメな方法は、前と後ろそれぞれ塗った後に乾燥する。2回目からは前面のみ塗ります。
- LEDのモデル場合は露光時間約1分を基準に自分の環境に合わせて±15秒ずつ調節して見て下さい。
- ランプのモデル場合は露光時間約1分を基準に自分の環境に合わせて±15秒ずつ調節して見て下さい。
製版の剥離について
感光液剥膜剤 (剥離剤) 落版 500mlをスプレーボトルなどの入れてからご利用ください。
- 剥離を表裏に噴射します。
- ブラシなどでよく擦ると、乳剤が溶けてます。
- 約1分間放置し、水で洗います。
- 製版に残るインクの色などは(ゴースト)ゴーストリムーバーをご利用ください。または以下のページをご確認ください。
その他まとめ
- 埃やその他の理由で、微小な穴(ピンボール)※が空いてしまう場合があります。(目に見えない場合もある・印刷に露呈します)慣れるまでは、前後各1回づつ塗り、乾燥させる練習をしてください。これで、一般印刷※2、厚幕印刷※3用の製版作りが可能になります。
- 乾燥乾燥時製版にあたる温度が50度を超えないようにします。(家庭用のヘアドライヤーOK!です。)
- 製版後は硬化のため、光があるところに放置します。
(直射日光に10分ほど表裏を放置します。)
※ 製版後に感光液で穴をふさいでください。または表をマスキングテープで隠します。
※2 一般印刷には表・裏を各1回塗り→乾燥→表を1回を塗り→乾燥→表を1回を塗り→乾燥をお勧めいたします。
※3 表裏1回乾燥後、表をまた塗る→乾燥する。「感光液を塗る→乾燥」回数が増えるほど製版に厚みがでて、厚膜製版も制作可能です。(専用の感光液をご利用ください。af-120、SD-90a、EX-700)
注意安全
取り扱い及び保管上の措置
取扱い
- 容器を転倒、落下させる等の乱暴な取扱いをしないこと。
- 別に定める保護具を着用し、眼や皮膚・粘膜等に触れないよう作業すること。
- 火気のないところで作業すること。
保管
- 幼児の手の届かない室内の冷暗所に密閉して保管すること。
曝露防止および保護措置
設備対策
- 室内の換気を充分に行なう。
保護具
- 保護メガネ、ゴム手袋、防塵マスク 等
記載内容は、現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりますが、記載のデータや評価に 関しては、いかなる保証もなすものではありません。また、記載事項は通常の取扱いを対象としたもので 特別な取扱いをする場合には新たに用途・用法に適した安全対策を実施のうえお取扱い願います。 すべての化学製品には未知の有害性があり得るため、取扱いには最新の注意を必要とします。 ご使用者各位の責任において、安全な使用条件を設定してくださるようお願い致します。 この情報は、新しい知見及び試験などにより改正されることがあります。
初めまして。こちらのAZOCOL Z 1/3についてですが、剥離はR2でできますか?
また、落としにくくはないでしょうか。
もう1点、こちらを使って、インクが詰まった場合、版を洗浄する有機溶剤の取り扱いはありますでしょうか。
よろしくお願いいたいます。
お問い合わせありがとうございます。
剥離はR2でできますか?
– >可能かと存じます。
もう一つは、こちらを使用して、インクが詰まった場合は、バージョンを洗浄する有機溶剤の取り扱いはありますでしょうか。
– >
プラスティゾルインクの場合はテレピンをご利用ください。
https://premiumt.jp/plastisol_cleaner
水性インクの場合は目詰まりスプレーをご利用ください。
しかし、100%の保証は致しかねますので一度テストを行っていただくことをおすすめいたします。
https://premiumt.jp/web_shop/item/detail/upspray.html
どうぞよろしくお願いいたします。
PremiumT
KV920との違いはなんですか?
日本産、ドイツ産の違いであると考えて下さい。
衣類に印刷をするという前提では、細かい違いは感じにくいと思います。
どちらも解像力が良い安定した商品です。
premiumT
感光剤を塗る時は明るい部屋でない方が
良いのでしょうか?
暗い部屋だと見えない為
ドライヤーなどで乾かす際に気をつける
事はありますか?
お問い合わせありがとうございます。
部屋の窓から光が入らないようにしていただければと思います。
ヘアドライーはあまり近づけすぎないようにご注意ください。
一般的な部屋の明かり程度でしたらつけたままで問題ありません。
そのほかご不明点ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
はじめまして、●と申します。
資材について質問させて頂きます。
感光乳剤のAZOCOL Z 1/3について、
油性及び水性インクの使用は可能でしょうか。
また、保存期間はどの位でしょうか。
その他各資材の購入時の注文及び支払い方法等
教えて頂きたいと思います。
よろしくお願いします。
お世話になっております。
azocol z 1/3は水性、油性使用は可能です。
脱膜は可能ですがAF101ほど簡単には落ちません。
冷蔵保管で3ヶ月~半年くらい使えますが細かい柄はだんだん抜けにくくなります。