説明
商品説明
ジアゾタイプ感光性乳剤
凹凸のある生地だと再現できないほどの細密印刷用てす。
EX-700は、30~200μ 程度の厚膜用耐溶剤性感光乳剤として開発致しました。造膜性が良く、高感度で解像性に優れた乳剤です。
EX-700 200μまで制作可能な厚膜用乳剤
乳剤の種類 | 厚膜用耐溶剤性感光乳剤 |
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重量 | Sジアゾ1g、顔料Kブルー5g、乳剤 900g |
特徴 | 高解像・造膜性が良い・感度が早い・柔軟性に富み、クラッキングの心配がない |
固形分 | 38.3% |
粘度 | 10,000mPa・s |
最良解像値 | 20μm |
剥離特性 | 剥離液(感光液剥膜剤)による剥離不可能 |
ライフ | 約1ヵ月(感光基混入後・冷暗所保管) |
使用方法 | 光源:3KW メタルハライドランプ 距離:1.5m 紗 :テトロン黄270 メッシュ 乳剤厚:100 μm 時間:約100秒 |
最適露光時間 | (感光基「Sジアゾ」1g + 温水「40°C」 40g + 顔料「Kブルー」5g)+乳剤 900g *混合後、約1 昼夜放置し、脱泡させてご使用ください。 |
混合方法 | 乳剤に感光基を混入後、スキージ面に2~3回コーティングし乾燥する。その後プリント面10回のコーティングを10~15分の乾燥をはさみ、何回か繰り返すと約100 μmの膜層が形成されます。現像は、水に5~10分浸漬後プリント面から軽くシャワーしてください。 |
用途例 | 電気回路用厚膜印刷 その他厚膜印刷全般 |
基本的な感光液を混ぜる方法
- 水(40度以下の温水が好ましい)約94g+ジアゾ(パウダー)を全量入れ、よく混ぜます。【必ずパウダーを溶けてください。】
- すべて溶けたら、色素も入れます。(色素はない製品もあります。)その後、乳剤に全て入れてよく混ぜます。
- 顔料がある商品は2番と同時に顔料も入れ混ぜます。
- すべて混ざりきったら、約1昼夜放置し、脱泡させてご使用ください。
- 使用後は冷蔵庫保管がおすすめです。
- 冷蔵庫保管後、ご使用の場合はよく混ぜてから約10分間常温で放置し、脱泡させてご使用ください。
良くある質問・露光の目安
自作露光器の場合
120メッシュ・30x40内寸・乳剤厚約20μ・蛍光灯(ケミカルランプなど)6~8本・ガラスからの距離約10cm基準
- 感光液を塗るオススメな方法は、前と後ろそれぞれ塗った後に乾燥する。2回目からは前面のみ塗ります。
- 露光時間約10分を基準に自分の環境に合わせて±1分ずつ調節して見て下さい。
弊社の真空露光器の場合
120メッシュ・30x40内寸・乳剤厚約20μ~30μ基準
- 感光液を塗るオススメな方法は、前と後ろそれぞれ塗った後に乾燥する。2回目からは前面のみ塗ります。
- LEDのモデル場合は露光時間約1分を基準に自分の環境に合わせて±15秒ずつ調節して見て下さい。
- ランプのモデル場合は露光時間約1分を基準に自分の環境に合わせて±15秒ずつ調節して見て下さい。
製版の剥離について
感光液剥膜剤 (剥離剤) 落版 500mlをスプレーボトルなどの入れてからご利用ください。
- 剥離を表裏に噴射します。
- ブラシなどでよく擦ると、乳剤が溶けてます。
- 約1分間放置し、水で洗います。
- 製版に残るインクの色などは(ゴースト)ゴーストリムーバーをご利用ください。または以下のページをご確認ください。
その他まとめ
- 埃やその他の理由で、微小な穴(ピンボール)※が空いてしまう場合があります。(目に見えない場合もある・印刷に露呈します)慣れるまでは、前後各1回づつ塗り、乾燥させる練習をしてください。これで、一般印刷※2、厚幕印刷※3用の製版作りが可能になります。
- 乾燥乾燥時製版にあたる温度が50度を超えないようにします。(家庭用のヘアドライヤーOK!です。)
- 製版後は硬化のため、光があるところに放置します。
(直射日光に10分ほど表裏を放置します。)
※ 製版後に感光液で穴をふさいでください。または表をマスキングテープで隠します。
※2 一般印刷には表・裏を各1回塗り→乾燥→表を1回を塗り→乾燥→表を1回を塗り→乾燥をお勧めいたします。
※3 表裏1回乾燥後、表をまた塗る→乾燥する。「感光液を塗る→乾燥」回数が増えるほど製版に厚みがでて、厚膜製版も制作可能です。(専用の感光液をご利用ください。af-120、SD-90a、EX-700)
注意安全
取り扱い及び保管上の措置
取扱い
- 容器を転倒、落下させる等の乱暴な取扱いをしないこと。
- 別に定める保護具を着用し、眼や皮膚・粘膜等に触れないよう作業すること。
- 火気のないところで作業すること。
保管
- 幼児の手の届かない室内の冷暗所に密閉して保管すること。
曝露防止および保護措置
設備対策
- 室内の換気を充分に行なう。
保護具
- 保護メガネ、ゴム手袋、防塵マスク 等
記載内容は、現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりますが、記載のデータや評価に 関しては、いかなる保証もなすものではありません。また、記載事項は通常の取扱いを対象としたもので 特別な取扱いをする場合には新たに用途・用法に適した安全対策を実施のうえお取扱い願います。 すべての化学製品には未知の有害性があり得るため、取扱いには最新の注意を必要とします。 ご使用者各位の責任において、安全な使用条件を設定してくださるようお願い致します。 この情報は、新しい知見及び試験などにより改正されることがあります。
お問い合わせありがとうございました。
結論としてプラスチゾルインクを家庭用アイロンで熱処理することは難しいです。
当社は、直接的な熱処理方式より間接的な熱処理方式を(プラシッドドライヤー、トンネルドライヤーなど)をお勧めします。
家庭用アイロン