フラッシュドライヤーの正しい使い方について
フラッシュドライヤーの正しい使い方について伝授いたします。
Tシャツを印刷したあと、ターンテーブルのプレートにTシャツを着せたまま熱処理していませんか?それでは熱伝導がうまくいきません!
このページでは、熱処理後にプリント面が割れない、正しい使い方について
お教えいたします。
マニュアル的には、完全硬化の条件が160度の温度で60秒ですが、実際の作業では、160度の温度で20〜25秒程度で十分です。
- 最初のフラッシュドライヤーウォームアップ10分ほど後のはじめの作業をするときは、160度まで上がっていません。
- 1時間程度のテスト作業をしながら、製作物とフラッシュドライヤーの距離を狭めたり高めたりと、適切な距離を見つけてください。
- 30分ほどの作業をしてみると、製作物が瞬時に160度以上に上がって全体的に20〜25秒程度の熱処理で大丈夫です。
参考までに、当社の作業を申し上げますと、
綿100%の生地の場合、フラッシュドライヤーのベーキング瞬間120〜130度で5秒程度後160度に上がります。最終的に20秒後に、195〜205度程度まで上昇します。
その瞬間、一般的にベーキングを終了します。
トータル20〜25秒が適切です。
ポリ100%生地の場合、最大温度が170度になるように高さを調整します。綿よりも少し長くベーキングして生地が焦げないようにします。
また、フラッシュドライヤーの端は、比較的熱があがらないため、細心の注意が必要です。
生地の種類に応じて、耐久温度が異なりますので、注意してください。
Tシャツはプレートに着せたまま・・・?
印刷後プレートに密着している状態でそのまま熱処理するのはNGで、Tシャツでしたら、一度脱がしてから、再度プレートの
上に乗せて熱処理するのが正解となります。
こちらのページにある動画をご参照ください。
複数カラーの熱処理
また、複数カラーのベタ塗りのデザインを熱処理する場合、1色ごとに完全にベーキングする
必要はなく、1色印刷→手につかない程度に軽くベーキング→2色目印刷(最後のカラー)→
完全にベーキングの流れとなります。