油性インク(プラスティゾル)の熱処理についてご相談です。
御社のインクを使用し、青いフラッシュドライヤー(プラテンから約3cm)で作業していますが、黒(マット)インクのみ熱処理時間が非常に短く(約8秒)設定されています。
しかし、他の色のインクは約15秒必要なため、多色刷りの場合に乾燥バランスが取りづらく困っています。黒インクは10秒を超えると焦げて縮んでしまいます。
このような状況で、御社では黒インクと他の色を同時に処理する際、どのように対応されていますか?
以前使用していたオレンジのフラッシュドライヤーではこのような問題はありませんでした。
ご多忙のところ恐れ入りますが、アドバイスをお願いいたします。
オレンジモデルのフラッシュドライヤーは、ブルーモデルよりも出力が強いため、同じ条件で熱処理を行うと焦げやすくなる可能性があります。
下記の内容を参考にしてください。
- プラテンから3cmで15秒の熱処理は少し長めです。
- その距離であれば、8秒程度が適切と考えられます(環境により異なります)。
推奨される対応方法
1. 短時間を複数回に分けて熱処理する
- 一度に長時間熱処理するのではなく、短時間(例:8秒)を複数回繰り返す方法が効果的です。
- 例:8秒 × 2〜3回
2. 時間と距離は固定し、回数で調整
- インクの色ごとに熱処理時間を変えるのは混乱のもとになります
→ 時間と距離は固定し、
→ 熱処理の回数で調整
3. 連続での熱処理は避ける
- フラッシュドライヤーを連続で使用するのはおすすめできません
→ 間隔を空けながら複数回処理
4. 当社での機材例
- 8ステーション、3台のフラッシュドライヤーを使用
- プラテンを一つずつ飛ばしてドライヤーを設置
- 回転式印刷機で一周回ることで、合計3回の熱処理(8秒×3)
予熱の重要性
- プラテンが十分に予熱されていない場合、上記の設定でも熱処理が不足することがあります
→ 作業前にしっかりと予熱を行うことが重要です
最終的な熱処理(トンネルドライヤーがない場合)
- 衣類をプラテンに置いて数周回して最終の熱処理を行います
→ 仕上げの乾燥で安定した硬化が可能になります
生地の縮み
生地の縮みが発生する場合は、生地とプラテンの固定をしっかり行うことが重要です。(3Mのりなど)
しっかりと固定されていれば、通常よりも大幅に縮みを抑えることができます。
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