説明
シルクスクリーン感光乳剤(液)、SD-40
シルクスクリーン水性インク用感光液【SD-40】製版時に欠かせない液体、光に反応箱の中に入っている液体と粉を混ぜるだけで簡単に液体を作れます。 すぐに使用可能。使用後の液体は、再度使用可能です。 光で変化してしまうため、怜暗所で保管してください。 約2か月間使用可能です。
乳剤の種類 | 耐水性厚膜用感光乳剤(酢酸ビニール系) |
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特徴 | 露高感度が高く、耐刷性にすぐれている。 |
固形分 | 36.7% |
粘度 | 8,400 mPa・s |
剥離性 | 剥離液により剥離可能 |
ライフ | 約1ヶ月(冷暗所保管・感光基混入後) |
ライフ(PS版) | 約1ヶ月(冷暗所保管) |
混合方法 | 感光基(Qジアゾ)6g 水または乳剤900g 水(40度以下の温水が好ましい)約40g(大体で構いません)へ パウダーを全量入れ、よく混ぜます。 すべて溶けたら、液体を 全量入れてよく混ぜます。すべて混ざりきったら、 蓋をしめて15分間置き、使用可能です。 使用後は冷蔵庫保管が可能です。 |
用途例 | Tシャツ等印刷、のぼり旗等印刷、一般捺染関係 |
基本的な感光液を混ぜる方法
- 水(40度以下の温水が好ましい)約94g+ジアゾ(パウダー)を全量入れ、よく混ぜます。【必ずパウダーを溶けてください。】
- すべて溶けたら、色素も入れます。(色素はない製品もあります。)その後、乳剤に全て入れてよく混ぜます。
- 顔料がある商品は2番と同時に顔料も入れ混ぜます。
- すべて混ざりきったら、約1昼夜放置し、脱泡させてご使用ください。
- 使用後は冷蔵庫保管がおすすめです。
- 冷蔵庫保管後、ご使用の場合はよく混ぜてから約10分間常温で放置し、脱泡させてご使用ください。
良くある質問・露光の目安
自作露光器の場合
120メッシュ・30x40内寸・乳剤厚約20μ・蛍光灯(ケミカルランプなど)6~8本・ガラスからの距離約10cm基準
- 感光液を塗るオススメな方法は、前と後ろそれぞれ塗った後に乾燥する。2回目からは前面のみ塗ります。
- 露光時間約10分を基準に自分の環境に合わせて±1分ずつ調節して見て下さい。
弊社の真空露光器の場合
120メッシュ・30x40内寸・乳剤厚約20μ~30μ基準
- 感光液を塗るオススメな方法は、前と後ろそれぞれ塗った後に乾燥する。2回目からは前面のみ塗ります。
- LEDのモデル場合は露光時間約1分を基準に自分の環境に合わせて±15秒ずつ調節して見て下さい。
- ランプのモデル場合は露光時間約1分を基準に自分の環境に合わせて±15秒ずつ調節して見て下さい。
製版の剥離について
感光液剥膜剤 (剥離剤) 落版 500mlをスプレーボトルなどの入れてからご利用ください。
- 剥離を表裏に噴射します。
- ブラシなどでよく擦ると、乳剤が溶けてます。
- 約1分間放置し、水で洗います。
- 製版に残るインクの色などは(ゴースト)ゴーストリムーバーをご利用ください。または以下のページをご確認ください。
その他まとめ
- 埃やその他の理由で、微小な穴(ピンボール)※が空いてしまう場合があります。(目に見えない場合もある・印刷に露呈します)慣れるまでは、前後各1回づつ塗り、乾燥させる練習をしてください。これで、一般印刷※2、厚幕印刷※3用の製版作りが可能になります。
- 乾燥乾燥時製版にあたる温度が50度を超えないようにします。(家庭用のヘアドライヤーOK!です。)
- 製版後は硬化のため、光があるところに放置します。
(直射日光に10分ほど表裏を放置します。)
※ 製版後に感光液で穴をふさいでください。または表をマスキングテープで隠します。
※2 一般印刷には表・裏を各1回塗り→乾燥→表を1回を塗り→乾燥→表を1回を塗り→乾燥をお勧めいたします。
※3 表裏1回乾燥後、表をまた塗る→乾燥する。「感光液を塗る→乾燥」回数が増えるほど製版に厚みがでて、厚膜製版も制作可能です。(専用の感光液をご利用ください。af-120、SD-90a、EX-700)
注意安全
取り扱い及び保管上の措置
取扱い
- 容器を転倒、落下させる等の乱暴な取扱いをしないこと。
- 別に定める保護具を着用し、眼や皮膚・粘膜等に触れないよう作業すること。
- 火気のないところで作業すること。
保管
- 幼児の手の届かない室内の冷暗所に密閉して保管すること。
曝露防止および保護措置
設備対策
- 室内の換気を充分に行なう。
保護具
- 保護メガネ、ゴム手袋、防塵マスク 等
記載内容は、現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりますが、記載のデータや評価に 関しては、いかなる保証もなすものではありません。また、記載事項は通常の取扱いを対象としたもので 特別な取扱いをする場合には新たに用途・用法に適した安全対策を実施のうえお取扱い願います。 すべての化学製品には未知の有害性があり得るため、取扱いには最新の注意を必要とします。 ご使用者各位の責任において、安全な使用条件を設定してくださるようお願い致します。 この情報は、新しい知見及び試験などにより改正されることがあります。
sd40の乳剤をいつもどおり塗っていつも通りの露光時間(10分)をやったところ、紗が糸を引いて垂れた様な感じになり糸が引いたのを取ろうとし水で洗いすぎて最終的にデザインが崩れてしまいました、細かい網点と普通の細さのデザインどっちもこの様な感じになりました。
https://premiumt.jp/blog/guide/emulsion/
弊社のブログを参考にしてください。
よろしくお願いいたします。
1つの版で水性ラバーもプラスティゾルも使用する場合の、製版時の感光液はどちらの使用が望ましいでしょうか?
KV920がおすすめです。
よろしくお願いします。
解像性が無いことを承知でSD-40で網点を実験してみておりますが、やはりこれくらいの網点模写をする場合でもKV-920やSD-40Rの乳剤の方が適していますでしょうか。私の乳剤の塗りムラなどもありますが、それを抜きにしてもSD-40はベタ柄だけと考えたほうがいいでしょうか?
お問い合わせありがとうございます。
水性インクでの網点印刷でしょうか。
その場合はSD-40では難しいと思われますので、KV-920やSD-40Rをおすすめいたします。
網点で黒をはっきり出すためには、製版時にプリントしたフィルムを(3枚ほど)重ねて(フィルムと版がぴったり密着した状態で)露光することをおすすめいたします。
*密着していない状態での露光はうまくいかないのでご注意ください。
よろしくお願い申し上げます。
premiumT
ストックとして何本か家に置いておきたいのですが、感光基(Qジアゾ)を入れていない状態でどれくらいの期間保存可能でしょうか?
また、常温での保存は可能でしょうか?
お問い合わせありがとうございます。
保管環境にもよりますが、メーカーは半年以内のご使用を推奨しております。
また、常温での保存も可能です。
よろしくお願い申し上げます。
PremiumT
お問い合わせ失礼いたします。
初めて、製版に挑戦しようと思っている者です。
水生インクを使用することから、SD-40の購入を予定しているのですが、青や緑色の版を作りたいと考えていまして、SD-40と混合出来る顔料はありますか?
もしございましたら教えていただきたいです。
お問い合わせありがとうございました。
当社では、製版用の顔料はご用意がございません。
申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
こちらのSD-40は、スクリーンに塗った状態でどのくらい保存できますか?
ご質問ありがとうございます。
スクリーンに塗ってからなるべく早くご使用ください。
尚、スクリーンに塗った状態での保管は保証できかねます。
よろしくお願いいたします。