説明
シルクスクリーン・SD-40R感光液
SD40R乳剤(感光液)は一般印刷の耐水性モデルです。 水性用インクでの版持ちが良く作業性の良い製品となっております。
乳剤の種類 | 耐水性感光乳剤 |
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特徴 | 露光感度が高く、耐刷性にすぐれている。 |
固形分 | 41.5% |
粘度 | 9,000mPa・s |
最良解像値 | 100μm |
剥離特性 | 剥離液により剥離困難 |
ライフ | 約1ヶ月(感光基混入後・冷暗所保管) |
最適露光時間 | 光源:3KWメタルハライドランプ 距離:1m 紗:テトロン黄270メッシュ 乳剤厚:10mm 時間:約90秒 |
使用方法 | 感光基(Qジアゾ)6g + 水または温水(40℃)94g + 乳剤900g *混合後、約1昼夜放置し、脱泡させてご使用ください。 |
用途例 | Tシャツ等印刷のぼり旗等印刷一般捺染関係 |
基本的な感光液を混ぜる方法
- 水(40度以下の温水が好ましい)約94g+ジアゾ(パウダー)を全量入れ、よく混ぜます。【必ずパウダーを溶けてください。】
- すべて溶けたら、色素も入れます。(色素はない製品もあります。)その後、乳剤に全て入れてよく混ぜます。
- 顔料がある商品は2番と同時に顔料も入れ混ぜます。
- すべて混ざりきったら、約1昼夜放置し、脱泡させてご使用ください。
- 使用後は冷蔵庫保管がおすすめです。
- 冷蔵庫保管後、ご使用の場合はよく混ぜてから約10分間常温で放置し、脱泡させてご使用ください。
良くある質問・露光の目安
自作露光器の場合
120メッシュ・30x40内寸・乳剤厚約20μ・蛍光灯(ケミカルランプなど)6~8本・ガラスからの距離約10cm基準
- 感光液を塗るオススメな方法は、前と後ろそれぞれ塗った後に乾燥する。2回目からは前面のみ塗ります。
- 露光時間約10分を基準に自分の環境に合わせて±1分ずつ調節して見て下さい。
弊社の真空露光器の場合
120メッシュ・30x40内寸・乳剤厚約20μ~30μ基準
- 感光液を塗るオススメな方法は、前と後ろそれぞれ塗った後に乾燥する。2回目からは前面のみ塗ります。
- LEDのモデル場合は露光時間約1分を基準に自分の環境に合わせて±15秒ずつ調節して見て下さい。
- ランプのモデル場合は露光時間約1分を基準に自分の環境に合わせて±15秒ずつ調節して見て下さい。
製版の剥離について
感光液剥膜剤 (剥離剤) 落版 500mlをスプレーボトルなどの入れてからご利用ください。
- 剥離を表裏に噴射します。
- ブラシなどでよく擦ると、乳剤が溶けてます。
- 約1分間放置し、水で洗います。
- 製版に残るインクの色などは(ゴースト)ゴーストリムーバーをご利用ください。または以下のページをご確認ください。
その他まとめ
- 埃やその他の理由で、微小な穴(ピンボール)※が空いてしまう場合があります。(目に見えない場合もある・印刷に露呈します)慣れるまでは、前後各1回づつ塗り、乾燥させる練習をしてください。これで、一般印刷※2、厚幕印刷※3用の製版作りが可能になります。
- 乾燥乾燥時製版にあたる温度が50度を超えないようにします。(家庭用のヘアドライヤーOK!です。)
- 製版後は硬化のため、光があるところに放置します。
(直射日光に10分ほど表裏を放置します。)
※ 製版後に感光液で穴をふさいでください。または表をマスキングテープで隠します。
※2 一般印刷には表・裏を各1回塗り→乾燥→表を1回を塗り→乾燥→表を1回を塗り→乾燥をお勧めいたします。
※3 表裏1回乾燥後、表をまた塗る→乾燥する。「感光液を塗る→乾燥」回数が増えるほど製版に厚みがでて、厚膜製版も制作可能です。(専用の感光液をご利用ください。af-120、SD-90a、EX-700)
注意安全
取り扱い及び保管上の措置
取扱い
- 容器を転倒、落下させる等の乱暴な取扱いをしないこと。
- 別に定める保護具を着用し、眼や皮膚・粘膜等に触れないよう作業すること。
- 火気のないところで作業すること。
保管
- 幼児の手の届かない室内の冷暗所に密閉して保管すること。
曝露防止および保護措置
設備対策
- 室内の換気を充分に行なう。
保護具
- 保護メガネ、ゴム手袋、防塵マスク 等
記載内容は、現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりますが、記載のデータや評価に 関しては、いかなる保証もなすものではありません。また、記載事項は通常の取扱いを対象としたもので 特別な取扱いをする場合には新たに用途・用法に適した安全対策を実施のうえお取扱い願います。 すべての化学製品には未知の有害性があり得るため、取扱いには最新の注意を必要とします。 ご使用者各位の責任において、安全な使用条件を設定してくださるようお願い致します。 この情報は、新しい知見及び試験などにより改正されることがあります。
お世話になっております。
SD-40Rについて質問させて頂きます。
製版の際にメッシュにSD-40Rを塗布後、乾燥にかかるおおよその時間を教えて頂きたいです。環境により前後するかとは思いますが、自然放置の際に最低何時間あれば乾燥できている時間があれば知りたいです。
よろしくお願い致します。
ご存知のとおり
環境によりますが、おそらく2~3時間だと思います。
感光乳剤を水で抜いて乾かす時感光乳剤が溶けたものが少量滴ってきて版が綺麗に抜けません。
ケミカルランプ15W4本距離15cm程
露光時間5分30秒です。6分やった所露光時間が長いのか硬化して抜けませんでした。
https://premiumt.jp/7point-silkscreen-tip
上記のページを参考にしてください。
おそらく原因はフィルムかと思います。
SD40Rの内容量と、W40H50の版に使用した際
何回位使えるものでしょうか?
カウントしたことないのでわかりかねます。
20~30回以上は可能かと思います。
作業人、厚さによります。
お世話になっております。
SD-40Rで作った版に、マットプラスティゾルインク ( https://premiumt.jp/plastisol-so-ink )
の塗料は使えますでしょうか?
可能ですが、AFシリーズより耐溶剤性が弱いです。
プラスティゾルインクはAFシリーズがお勧めです。
AFシリーズ:溶剤系(プラスティゾルなど)
SDシリーズ:水性系
KVシリーズ:両方
油性用の感光液と違い、こちらの感光液は、感光後、水で抜きにくいと感じます。
耐水性ということで抜きにくいものなのでしょうか?
油性用の場合水をあてると楽に落ちる感じで、本品は水プラススポンジで軽く傷をつけてかないと中々取れない感じです。
照射時間もいろいろと探ってみたのですが、照射を短くする(1分30~3分30)と抜きやすくなるのですが硬化が不十分となり、余分なところが抜けて失敗します。
反対に3分30~10分の間で様子を見たのですが抜けにくい感じでした。
抜きにくいということならばそれでよいのですが、
抜きにくいのはおかしいのかどうかそこらへんが知りたいです。
以上をふまえて3点ほどご質問がございます。
1.もし抜きにくいのはおかしい場合、何が原因かお教えて頂きたい
2.照射後黄色→茶色となれば十分に感光液が硬化したと判断しても大丈夫かどうか
3.感光液散布後、何時間以内に感光しないといけないか
以上をお教えいただけると助かります。
よろしくお願いします。
1.もし抜きにくいのはおかしい場合、何が原因かお教えて頂きたい
->
https://premiumt.jp/7point-silkscreen-tip
上記のページをご確認ください。*原因は⑤番かと思います。
2.照射後黄色→茶色となれば十分に感光液が硬化したと判断しても大丈夫かどうか。
->
はい。
3.感光液散布後、何時間以内に感光しないといけないか
->
感光液散布→乾燥
数十分以内に露光を行ってください。
*作業場の環境によります。
よろしくお願いいたします。
感光液のSD-40との違いはなんですか?
SD40に比べ解像性、耐水強度が高いです。
よろしくお願いいたします。
こちらの感光液は、対応するメッシュの細かさなどありますでしょうか。
180メッシュでも問題なく使えますでしょうか。
宜しくお願い致します。
使えます。
180メッシュとsd40Rの相性には問題がありません。
確認しなければならないのはインクとメッシュの相性です。
つまり、インクが通過する最大メッシュの数を確認してください。
宜しくお願い致します。