釘 の手打ちで 製版 作り
意外に多くの方々が 釘 を利用してメッシュを引っ張って 製版 を作っているようです。
そんな方のための制作のヒントをお伝えします。
①製版
②製版用釘(ストレッチャー)です。
![釘の手打ちで製版作り1](https://b2468076.smushcdn.com/2468076/wp-content/uploads/2016/01/img_0017-1024x1024.jpeg?lossy=2&strip=1&webp=1)
釘を利用して製版を打つ場合以下のようなエッジ部分にAの部分のようにでこぼこになる現象が生じます。
この部分に感光液がたまりやすくなってしまい、制作に支障がでてしまうことがあります。
解決策として、以下のように、エッジ部分を避けて感光液を塗る方法もありますが、この場合はメッシュのテンションが高くしっかり張られていることが前提となります。
印刷時に強い力を与えてもスクリーンがゆるまない状態を保つことで、製版が成功します。
![釘の手打ちで製版作り2](https://b2468076.smushcdn.com/2468076/wp-content/uploads/2016/01/img_0016-1024x1024.jpeg?lossy=2&strip=1&webp=1)
もしスクリーンがゆるんでしまった場合は、もう一度メッシュを張ることをお勧めします。
メッシュ(紗)があまりにも弱く張られている場合、製版制作にも失敗する確率が高くなって、成功した場合でも、思うようにできません。繰り返し作業は大変ですよね。
![釘の手打ちで製版作り3](https://b2468076.smushcdn.com/2468076/wp-content/uploads/2016/01/img_0018-1024x1024.jpeg?lossy=2&strip=1&webp=1)
上図のように釘を細かく打ちます。
そして、その間の上下に釘をさらに打ち最大限間隔を狭めます。
このやり方で、少しは完成度の高い製版ができると思います。